苦手な就活生も少なくない「グループディスカッション」ですが、協調力や柔軟性、リーダー性を見るために多くの企業で選考方式として取り入れられていますね。
グループディスカッション中に他の大学生とタメ口で話してもいいか疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。
そんなグループディスカッション中の言葉遣いについて解説していきます。
タメ口NG‼︎グループディスカッションでは敬語を使って‼︎
グループディスカッションですが絶対にタメ口ではなく敬語を使うようにしてください。
理由としてはこちらが挙げられます。
- 基本的な社会人マナーが身についているか、採用担当がチェックしているため。
- 他の大学生と口論になる可能性があるため。
タメ口をきかれたことが原因でグループ内の雰囲気が悪くなってしまうと、内定をもらえる可能性も低くなってしまいますね。
しっかり内定を勝ち取るためにも「敬語」を使うのは必須です。
また、年齢や性別など関係なく初対面の人には敬語を使うのが常識になりますので、マナーが身についていることをアピールしましょう。
グループディスカッション中の敬語って具体的にどう使えばいいの?コツは?
それではグループディスカッション中にどのような敬語を使えばいいのでしょうか。
具体的は話をしていきます。
【簡単‼︎】敬語は「丁寧語」を使えば基本的にOK‼︎
グループディスカッション中の会話ですが「です・ます調」である丁寧語がベストです。
尊敬語や謙譲語を使う必要はありません。
- 尊敬語:人の動作・状態・持ち物などを高める言葉
- 謙譲語:自分の動作・発言などをへりくだらせた言葉(自分を下げて相手を敬う)
- 丁寧語:末尾に「です・ます」を付けた丁寧な言葉
大学生同士で話し合うので「です・ます調」の丁寧語で話していれば問題ありません。
方言がある人も標準語に直すように心がけてください。
「でしょ?」、「OOっス‼︎」なんて言葉ももちろん禁止です。
ただ、採用担当など相手企業の方と話をする際は「尊敬語」、「謙譲語」を使えると尚良いですね。
その際は尊敬語でも謙譲語でもどちらでも構いません。
- 尊敬語:OOさんが先ほどおっしゃったOOですが〜。、ご存知の通り〜。、下さったOOは〜。など
- 謙譲語:OOさせていただきます。、先ほど申し上げたOOですが〜。、OOを拝見しましたが〜。など
- 丁寧語:私もそう思います。、OOさんの意見に私も賛成です。、OOについてどうお考えでしょうか。
自分を表現するときは「私」で話し始めるのがベスト‼︎
一人称は「私(わたし)」とするようにしましょう。
「私(わたくし)」でもいいのですが、男性の場合は特に抵抗があると思います。
また、こちらの一人称は使わないようにしましょう。
- 俺
- 僕
- あたし
- 自分
どれも面接には適しておらず、フォーマルな場では控えた方がいいです。
「僕」を使ってしまう人も多いですが、
- 幼稚さ
- 自信のなさ
- 未熟さ
こちらの印象を相手に与えてしまう可能性があるため控えるようにしましょう。
相手を呼ぶときは必ず「さん」を付ける‼︎
面接官に対してもグループディスカッションをしている他の大学生に対しても「さん」付けで話すようにしてください。
かしこまりすぎてしまうので「様」を使う必要はありません。
「あんた」や「お前」などは絶対に使わないようにしてください。
相手の意見に同意するときの敬語
相手の発言に対して同意したい時ってかなりありますよね。
そんなときはこちらのフレーズを使ってください。
- 私もそう思います。
- 〇〇さんの意見に賛成です。
逆に相手の意見に対して反論したい時は、「私はOOと思うのですが、OOさんはなぜOOと思ったのですか?」こちらのようなフレーズを使うといいでしょう。
相手の話を聞き返すときの敬語
相手と話していて聞き逃してしまうこともありますよね。
そんな時はこちらのフレーズを使うといいでしょう。
- OOさん、もう一度言ってくれますか?
- すみません。聞き漏らしていました。
- 先ほどの内容ですがOOで合っていますか?
状況にもよりますが、普段から使うようにしておくと自然と発言できるようになりますよ。
相手に質問するときの敬語
相手の意見を聞きたい時、発言内容を詳しく確認したい時など質問したい時はこちらのフレーズを使ってください。
- OOさんはOOについてどう思いますか?
- 先ほどのOOですがどういう意味ですか?
丁寧に話すことで、相手も話しやすくなります。
相手が質問に答えてくれたあとは必ず「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
背筋を伸ばしてハキハキと話す。
質疑応答の基本ですが、背筋をしっかりと伸ばして、何か質問された際は「はい。、OOO。」と返事をした上でハキハキと話すようにしましょう。
「OOOなので〜、OOOだと感じましたし、OOOも良いとは思うのですが、、、、」などとダラダラと話してしまうと結局何が言いたいのか伝わらないだけではなく、決断力のない流されやすい人との印象を与えてしまいます。
言葉遣いも大切だが、声のボリュームやスピード、笑顔も大事
グループディスカッションですが初対面の大学生とテーマに沿って話すことになりますね。
友達だったらある程度、会話のスピードやどれくらいの声の大きさで伝わるか自然と理解しますがそうではありません。
- 声のボリューム:いつもよりも少し大きめに‼︎
- スピード:いつもよりも少しゆっくりめに‼︎
- 笑顔:無表情にならないように時々、笑顔を見せるようにしましょう‼︎
- 目線:相手のあごあたりを見るようにして、時々アイコンタクトをすると印象がいいです‼︎
話す姿勢なんかも評価されるので気を付けたいですね。
操り人形になった気分で後ろから弱い力で引かれているようなイメージを持つと姿勢も良くなりますよ。
意外と使ってしまう?グループディスカッション中に絶対使ってはいけない言葉を紹介‼︎
気を抜いた時など、油断していると普段の言葉遣いが出てしまうことがあるので注意してください。
特にこちらのような言葉は出やすいので注意が必要です。
- ❌すごい、かなり、やばい➡️(⭕️とても)
- ❌ええと、、➡️(⭕️言わない)
- ❌貴社(記述表現)➡️((⭕️御社(口語))
- ❌OOで〜➡️(⭕️OOですので、〜)
グループディスカッションが終わり、面接官と話す時に「すみません。」を使うのはNGですので「申し訳ありません。」を使うようにしてください。
もちろんグループディスカッション中は使っても大丈夫です。
事前にグループディスカッションの流れを復習しよう‼︎
事前準備は大切です。
グループディスカッションの流れをしっかりと理解しておくことで、過度な緊張や不安を取り除くことができます。
企業からグループディスカッションのテーマやタイムリミット、ルールなどが伝えられます。
また、グループに分かれテープルなどに誘導されます。
挨拶も兼ねて他のメンバーに自己紹介します。
主に名前や学校名が中心になります。
役割を決めます。
誰が何を担当するかを決めます。(司会、書記、タイムキーパーなど)
また、タイムスケジュールを決めてどのように進めるかを話します。
テーマに沿って意見を出し合ったり、共同で作業を進めます。
タイムスケジュールに沿って進め、意見や成果物を完成させます。
事前に決めた発表者が意見や成果物を発表します。
グループディスカッションで企業から見られているポイントを解説‼︎内定を取るにはOOが大切‼︎
グループディスカッションでタメ口は絶対NG、言葉遣いを気をつけるべきと話しましたが、企業側がどこを見ているのかを知っておくことで内定に近づきます。
他の就活生と差をつけるためにも覚えておきましょう。
- 人の話を最後まで聞けるか(自分の意見だけを押し通すのは❌)
- みんなの話をまとめることができるか(妥協点を探せるか)
- 積極的に発言できるかどうか(リーダーじゃなくても姿勢を示せれば⭕️)
- 客観的になれるかどうか(時間内に答えを出せるか。)
少し難しいかもしれませんが、自分が面接官の立場になった時のことを考えてどんな人を採用したいか考えると良いでしょう。
会社に入ると色々な人がいて、意見も異なりますので相手を認め、良い方向に物事を進められる人が欲しいと企業側は考えます。
リーダーポジションじゃなくても、意見を言っていない人に対して「OOさんはどう思いますか?」など気に掛ける発言をしたり、また時間内に答えがまとまるように管理する役に徹するのも良いです。
社風によっても採用したい人物像が異なってきますので、事前にその会社の社風やニュースを理解しておくといいでしょう。
【超裏技】グループディスカッションで失敗しても内定を取る方法‼︎ええっ???
グループディスカッションって難しいですし、終わった後も自分の発言が気になってしまうことってかなりあると思います。
そんな時はこの裏技を使ってください。
私自身、転職サービス・エージェントを10社近く利用した経験があり、この裏技を聞いたのと、実際に大手に受けた知り合いがこの裏技を使って内定をもらったと聞いたためご紹介したいと思います。
それはすごく簡単で「感謝の気持ちを込めた手紙を書く(手書き)」だけです。
書き方はこちらを参考にしてください。
(出典:エン転職)
これは大手や昔からある企業にかなり効く技になります。
現在の40代以上くらいの年代の人達は面接後に「お礼状」を書くことが当たり前の時代を生きてきましたが、現在は書かないのが普通になっています。
他の人はまずお礼状を書きませんし、面接官が特に40代以上の場合は自分が就活生だった時のことを思い出し、あなたは良い意味で目立つことになります。
もちろんこれだけでは内定は取れないですが、多くの就活生の中で優位的なポジションを勝ち取ることができます。
採用担当や面接官がタメ口・タメ語を使う会社は辞退すべき理由とホワイト企業の特徴を紹介‼︎